2008-11-23[n年前へ]
■続 「探偵ナイトスクープ」と「地表の重力」と「電子天秤の体重計」
(「探偵ナイトスクープ」と「地表の重力」と「電子天秤の体重計」の続きです)探偵ナイトスクープで「稚内と那覇で(マネキン人形の)体重を計る」回で、電子天秤は地域ごとに校正されているという話をしていた。1キログラムの質量の分銅を乗せたときに、それが1キログラムと表示されるように、電子天秤の方を調整するというのである。
電子天秤は確かに地域ごとに校正をしそうだけれども、体重計はそんな地域ごとに校正をするものなのだろうか。精度保証のために「生産工場で校正をする」ことは当然あるだろうが、使用場所に合わせて校正をしたりするものなのだろうか。
さらに、「体重計は何を計りたいものなのか」とい宇疑問が頭に浮かんだきた。私たちは「(体の)質量」を計りたいのだろうか、それとも「(体の)重量」」を計りたいものなのだろうか。将来、月面ステーションができて、さらに月面ホテルができ、月旅行ができるような時代になったなら、その月面ホテルのジムにある体重計はどのような校正がされているものだろうか。
地球で体重42キログラムの人がいたら、月面ホテルのジムの体重計もやはり42キログラムと表示するのだろうか。それとも、そのおよそ1/6の7キログラムと表示するのだろうか・・・?
月面の観光地にある体重計なら、きっと旅行気分が味わえる「7キログラム表示」を採用しそうだ。けれど、ホテルのジムならどうだろうか。この場合になると、体重管理をしたい人のために、「42キログラム表示」を採用しそうな気もしてくる。
未来の体重計はどんな風になっているのだろう。・・・いや、違う。「未来の何かがどんなものか」がわからないと思うくらいなら、それを作ることに力を注いだ方が良いのだった。
The best way to predict the future is to invent it.
Alan Kay
2009-09-13[n年前へ]
■十の単位で十分なこと
杉浦日向子 「杉浦日向子の食・道・楽 (新潮文庫) 」から。
数値は、風向きを知る予報であって、自分の健康の出来不出来ではないと思う。ことに、年齢、身長、体重、スリーサイズ。それらは、十の単位で認知していれば十分なことで、それなりに安定していればOKのはずだ。わたしたちが持つ、命の力は、たぶん数字では測れない。
2009-10-14[n年前へ]
■声優の身長・体重・生年月日・スリーサイズ
声優の身長・体重・生年月日・スリーサイズが掲載されている「声優データ倉庫」
ここは声優に関するデータを掲載しているサイトです。 本やネット等で得たデータなので、古かったり間違っている可能性があります。当サイト内のデータを使用して何らかの不都合が生じても、責任は負いかねますので、ご了承下さい。
2009-10-15[n年前へ]
■「身長・体重・スリーサイズ」で「今昔アイドル」をクラスタリングしてみよう
最近、色々挑戦してみた結果、(無料の)Mathematica Playerと(.NET実装の)Iron Rubyを使ってさまざまなことができるようになりました。今回は「体重を公表しているアイドルのスリーサイズ」のデータを使い、「身長(cm)、体重(kg)、B(cm)、W(cm)、H(cm)」を特徴量として、「アイドル」をクラスタリングしてみることにしました。使う関数は、MathematicaのFindClustersです。具体的なコードを、簡単のために(Player版ではない)Mathematicaで書くと、
data = Flatten[ Import["c:\\actress.xls"], 1]; data2 = Drop[data, None, {1}]; FindClusters[data2 -> data, 10]という具合です。これで、「アイドル」が特徴が似ている10グループに分類されます。
ちなみに、結果は、こんな感じです。カッコ{}で囲まれているのが、似ているグループ=クラスタです。
{{{川崎カイヤ,藤原紀香,斎藤陽子,かたせ梨乃,児島明子,山田誉子,}{松島菜々子,高見恭 子,大沢逸美,浅野ゆう子,波乃ひろみ,辺見えみり,青田典子,}{神田うの,松下由樹,吹石一 恵,大石恵,遠藤久美子,内田友紀,田中美里,}{一色紗英,飯島直子,瀬戸朝香,井上晴美,渡 辺満里奈,飯星景子,吉本多香美,高岡早紀,深田恭子,}{水野美紀,伊藤絹子,生田智子,西田 ひかる,松原千明,樹まり子,}{細川ふみえ,駒木なおみ,岩崎ひろみ,加山なつ子,梨花,}{石 田ゆり子,雛形あきこ,三井ゆり,東ちずる,水野真紀,ビビアンスー,}{桜庭あつこ,中條か な子,舞坂ゆい,斎藤由貴,飯島愛,嘉門洋子,有賀美穂,アグネス・ラム,武田久美子,工藤ひ とみ,}{石田ひかり,菅野美穂,井森美幸,沢口靖子,石田ひかり,古手川裕子,河合奈保子,マ ルシア,原日出子,小泉今日子,松本明子,}{桂木真理子,安西ひろこ,奥村チヨ,岩崎良美,柏 原芳恵,石田えり,五月みどり,吉沢京子,島崎和歌子,榊原郁恵,山田まりあ,}}}もちろん、このクラスタリングは、「身長(cm)、体重(kg)、B(cm)、W(cm)、H(cm)」で行ったものですから、体型でのグループ分けにすぎません。けれど、こうして眺めてみると、なんだか特徴が出てくるような気がするようにも思えます。
けれど、そんな体型というものも、アイドルにとってはきっと重要なファクターであるはずです。また同時に、このデータには、さまざまな時代のアイドルが混じっています。しかし、だからこそ、「あぁ、なるほど、この(今の)アイドルとかつてのあのアイドルは立ち位置が似ているんだな」と、「身長(cm)、体重(kg)、B(cm)、W(cm)、H(cm)」だけからも想像できたりするかもしれません。
さて、あなたの好きな「アイドル・クラスタ」は一体どのクラスタでしょうか? もちろん、まだまだ俳優編・声優編などなど、色々試してみようと思います。
2010-12-09[n年前へ]
■「汗のかきやすさは体重のルートに比例する」という「汗っかきの方程式」
太っている人は暑がりで、痩せている人は寒がりなのが普通です。単純に考えてみれば、人が発生する熱量は、おおよそ体重に比例するのに対し、体からの放熱は体表面積に比例するからです。太っている人、言い換えれば「体重(発熱量)の割に表面積(放熱量)が小さい、まるで球のような体型の人」はアッチッチになりやすいでしょうし、「体重(発熱量)の割に表面積(放熱量)が大きい、痩せぎす体型の人」ならあっという間に熱を奪われブルブル震えてしまうに違いない、というわけです。
今日は「体重が増えると何倍暑がりになりやすいか」を考えてみようと思います。藤本らによる「実測値に基づいた日本人の体表面積の算出式」は次のようになります。
体表面積(cm^2) = 88.83 * 身長(cm)^0.663 * 体重(kg)^0.444体重を(上の式で求めることができる)対表面積で割ることで「体重(=発熱量)/体表面積(=放熱量)」つまり「放熱能力あたりの発熱量=アッチッチになりやすさ(≒汗のかきやすさ)」を計算する式を作り出すことができます。それが次の「汗っかきの方程式」です。
汗のかきやすさ= 0.0112575 体重(kg)^0.556 / 身長(cM)^0.663同じ体重なら、体重の約0.5乗、すなわち「体重のルート」に比例して汗をかきやすくなるのです。体重がもし2倍になれば、ルート2=約1.4倍汗っかきになるのです。あるいは、もしも同じ体重なら、身長の0.7乗、これも(大雑把に言ってしまえば)「身長のルート」に比例して寒がりになる、とも言えるわけです。
「体重が何倍になれば(横軸)何倍汗っかきになるか(縦軸)」を描いてみたのが右のグラフです。つまりは、「汗のかきやすさは体重のルートに比例する」という「汗っかきの方程式」を単純な場合で眺めた結果例になります。
季節が変わり、冬の寒さを感じるようになりました。「寒さ」をふと感じたときには、「汗っかきの方程式」を頭に思い浮かべてみるのも面白いかもしれません。