2008-09-29[n年前へ]
■虹を見る
昔、砦が築かれていたという Three Rivers Meeting Point に朝行った。すると、とても高く吹き上がる噴水が、綺麗な虹を作っている。
虹を背景に、二人でセルフポートレートを撮ろうとしているカップルがいた。多分、あのデジカメの画角では虹は写らない。だから、言い尽くされた言葉を口にする。"May I help you?"
カップルが手にしていたデジカメを手に、少し遠くから虹とカップルを写してみた。液晶ファインダーの中で、虹に囲まれていた二人は、一体どんな二人なんだろう?シャッターを押して記録された画像には、綺麗な虹と二人が写っていただろうか。写っていたら、いいのだけれど。
2008-10-16[n年前へ]
2008-10-19[n年前へ]
■加速度P(I)D制御の防振エディタ
列車や飛行機や、あるいは、船の上といった場所でPCを使う人もいる、と思います。そんな人たちは、とりたてて多くはないのかもしれないけれませんが、きっと、そんな人たちもいると思います。つまり、揺れ動くノートPCの液晶を眺めながら作業をする人たちがいると思うのです。
そんな作業は、目を疲れさせ、きっと視力を悪くします。・・・そこで、ノートPCに搭載されている加速度センサを使って、揺れの成分を取り除くようにWindowを動かすエディタを作ってみた。題して、「加速度P(I)D制御の防振エディタ」です。つまり、その瞬間の加速度=位置の差(Propotional)と、その瞬間の加速度の微分=位置の差の差(Differential)をさらに演算した結果を用いて、エディタのウィンドー位置を防振補正し、「揺れ動く環境の中でも目を疲れさせないエディタ」を作ってみたのです。
そんな「加速度P(I)D制御の防振エディタ」を使っているようすを撮影してみました。それが、上に貼り付けた動画です。画面中央右の「加速度P(I)D制御の防振エディタ」が、その他のWindowsパーツと違って、防振の方向に動いている(動かそうとしている)のがわかるだろう、と思います。
ちなみに、その拡大動画が下に貼り付けたものです。画面右が防振エディタで、画面の左後ろにあるのが普通のエディタになります。
ケータイで撮影した動画ではわかりづらいと思いますが、真面目にやれば効果が結構あるように思えるのです。・・・ということは、あと数年もすると、「加速度P(I)D制御のノートPCの防振表示画面」というものも、ごく当たり前になっているかもしれません。
2009-02-15[n年前へ]
■液晶テレビはこうして進化した
最もシンプルかつ安価なディミング方法は、0Dディミングです。0Dディミングでは、求められるレベルまでバックライト全体をディミングし(1セグメント)、フレーム全体の動画信号をこれに合わせて調整します。
それに対し、複数の水平行(10セグメントなど)をベースにした「1Dディミング」によるアプローチでは、必要なレベルまで各行をディミングし、個々の行に属する動画信号をそれに合わせて調整します。
2010-05-23[n年前へ]
■「目の前に飛び出す立体映像」は…老眼にはツラい!?
3時間ほど液晶シャッター眼鏡をかけ、スクリーンに映し出された立体画像を見ながら打ち合わせをした。最初は、画面から目の前に飛び出す物体を新鮮に感じていたのだが、ふと恐ろしいことに気がついた。目の前に物体が飛び出してくるたびに、どうも頭を後ろに持っていこうとする自分がいる。飛び出す物体を眺めようとするとき、その物体との距離を、無意識に離そうとしている自分に気がついた。
近くのものを見ると、目が疲れるように感じる・・・つまり、老眼が入ってきていると感じている。しかし、そんな老眼というものは眼のピントを合わせる筋肉が老化し、近くのものにピント合わせをすることだけがツラいのだと思っていた。だから、立体テレビのような「実際には遠くに映し出されているものを」眺めるのであれば、たとえ老眼が入ってきても全然関係ないと思っていた。しかし、哀しく、恐ろしいことに、「目の前に飛び出す立体映像」も…老眼にはツラいようだ。立体映像は、そんなところは真に迫らなくとも良いのに、悲しいかな、「近くにくると見えづらい」というところまで真に迫っているのである。
「目の前に飛び出す」けれど、老眼の眼に優しい、眼の筋肉に優しい「立体映像」ができないものだろうか。