2011-03-23[n年前へ]
■人類2万年の記録の歴史は、横浜駅から徒歩8分の無料ナリ
驚くほど希少で価値あるものが、豊かさを感じさせ・味あわせてくれる素敵なものたちが、街の中には隠れていたりします。
横浜からポルタ地下街を抜け、みなとみらいに向かうと「とちのき通りに面したガラス張りのギャラリー」があります。そこでは、アートやサイエンスや、未来やビジネス…色んな食材を混ぜ合わせて作られた料理を味わうことができます。
あるいは、そのビルの3階に行くと、"Ten Thousand Years of Recorded Information"と題された資料を展示するスペースがあります。二万年近くにわたる人類の記録の歴史、古代の洞窟の中の手形から銀河の向こうの恒星に向けて放たれたメッセージまで、人類が記してきた12の貴重なメッセージを眺めることができるのです。
この資料は人類があらゆる時代や地域を通じて様々な媒体に記録してきた情報を展示し、人類の記録の足跡を表現しています。
パピルスに記されたエジプト「死者の書」や、グーテンベルグの42行聖書、あるいは、シェークスピアの戯曲…そんな人類が歴史に記してきた貴重なものを、駅地下(えきちか)ならぬ駅近(えきちか)くで眺めることができる…とは信じがたいかもしれません。
人類が過去から現在を通じて未来に残す記録物を観ることができる無料のアートスペースは、「横浜」駅から徒歩8分です。そのビルからは、海近くに立つ風車が見えて、ゆっくり回る観覧車が見えて、川を走る船が見えます。川向こうの船着き場から行き交う船は、未知の世界への可能性を私たちに感じさせます。…そしてさらに、その向こうに行き交う人々を眺めつつ「人類2万年の記録の歴史」も観ることができます。…それはちょっとお得な情報だとは感じられませんか?
2011-06-09[n年前へ]
■セブンイレブン「ネットプリント」の出力代金を50%オフにする方法
セブンイレブンが徒歩1分のところにあることもあり、最近セブンイレブンと富士ゼロックスがやっているネットプリントを常用するようになりました。
ネットプリントの料金は、基本的に「白黒・カラー別」「出力枚数」「紙サイズ」で決まります。両面プリントは出力枚数が少ないので安くはなるのですが、文章をただ読むのではなく、手直しをしたり・考えたことを書き込もうとすると、少し不便です。かといって片面出力だと両面出力の2倍の値段になってしまう…と悩んでしまいそうになるとき、便利なのが「白黒片面出力でA3用紙に2 in 1出力」です。
ネットプリントは(白黒出力では)用紙サイズによらず1枚20円です。ということは「片面出力でA3用紙に2 in 1出力」して、A3用紙を半分に切ればA4出力1枚あたり10円にすることができます。つまり、何も考えずA4出力した時の50%オフにすることができるのです。
ちなみに、もっと安くしようと考えるならば 「(適切にページは一された)n in 1」としてPDFを作成し、ネットプリントに登録しておくのが便利です。そうすれば、両面&(任意の)n in 1出力が組み合わさり、とても安くかみ出力を行うことができます。
とはいえ、コストとメリットのバランスを考えたなら、1枚10円でA4白黒片面出力をすることができる「片面出力でA3用紙に2 in 1出力」が一番のお勧め、です。
2015-12-30[n年前へ]
■富士ゼロックス企業広報誌「電子版GRAPHICATION(2)」をPDF化するスクリプト
富士ゼロックスの企業広報誌「グラフィケーション(GRAPHICATION)」は、掛け値無くグラフ誌として貴重で素晴らしい雑誌だった。時代の流れか他事情かはわからないけれど、数ヶ月前に「電子版で再スタートする」という通知がされ、数日前から電子版が閲覧できるようになった。
以前、グラフィケーションについて、「電子版には移行しない。作成にずっと携わってきた編集者が引退する時は閉刊することになるだろう」と聞いたことがあるような気がする。「もったいない」と強く感じ覚えがある。
今回の電子版は、タイトルがGraphication(2)と変わっている。末尾の編集者サインも、今回は以前の(T)ではなくなっている。いつも時代が変わっていくと同じように、グラフィケーションも少しづつ姿を変えているんだろう。
…それはともかく、「電子版でもいいからグラフィケーションは残って欲しい」と強く願っていたはずの自分が、タブレットやWEB表示では不便を感じる体になっていた。そこで、仕方がなく、Ruby / Watirでスクリプトを書いてPDFで保存して読むことにした(OCRは富士通のScanSnapツールに後処理させた)。一回、PDF化してしまえば、PDFで環境依存少なく読むこともできるし、(必要に応じて)紙としてプリントアウトして読むこともできる。
今回書いたスクリプトは、一回ブラウザにレンダリング(ラスタライズ)させてから・OCRを掛けているのは無駄この上ない。しかし、そんな問題を解決するようなスクリプトは、おそらく(私と同じような)グラフィケーション愛読者が一瞬のうちに作成してしまうに違いない。
何はともあれ、グラフィケーションが新たに・続いてくれることが、何より嬉しい。
下記スクリプトは、起動するとFirefoxを立ち上げます。その後、しばらくしてスクリーンキャプチャをしつつページを自動でめくっていくので、FirefoxのウィンドウサイズをA4縦サイズに合うような(画面サイズが許す限りの最大の)大きさにしてください。…また、スクリプト中のURLには「号数」が埋め込まれているので、その数字を書き換えておきます。また、ページ範囲も埋め込まれているので、そのページ番号最大値も書き換えて下さい。
require 'rubygems' require 'watir-webdriver' b = Watir::Browser.new :firefox sleep 10 [*1..63].each do |i| puts i b.goto 'https://graphication2.s3.amazonaws.com/html/001/index.html#/spreads/'+i.to_s sleep 5 b.driver.save_screenshot './capture/'+(100+i).to_s+'.png' sleep 1 end b.close