2006-01-04[n年前へ]
■「ブラウザのURL入力時にIMEを自動で切り替える」"IME Switch!"
「ブラウザのURL入力時」と「それ以外のとき」でIMEを自動でオン・オフするソフトウェアを作ってみました。名付けて、"IME Switch!"です。
ブラウザ上で作業をしている時に、こんなミスをよくします。それは、Googleツールバーで「日本語の単語」を検索した後に、アドレスバーでURLを直接入力しようとすると「日本語変換をオンにしたままだった…!」なんていう失敗です。あるいは、ブラウザの画面中で日本語を入力した後に、アドレスバーでURLを直接入力しようとして、URLが日本語変換されてしまった…、なんていうミスをしてしまいます。そんな時、「日本語のURLなんて使わないんだから、IMEの切り替えくらいしてくれ…」とブラウザに対して叫んだりするわけです。…といっても、叫んでいてもしょうがないので、そんなミスを避けるためのソフトウエアを作ってみたのです。
今回作ってみたのは「ブラウザでURLを入力する部分では、自動的にIMEをオフにしよう」というソフトウェアです。URL入力バーとその他の部分との間でフォーカスを切り替えた瞬間に、IMEをオン・オフします。対応ブラウザはInternetr Explorer, Sleipnir, Sleipnir 2です。起動すると、タスクトレイに"IME Switch!"というアイコンが出現します。動作の一時停止や終了作業などはタスクトレイから行ってください。ダウンロードは下記から、です。今さっき作ったばっかりなので、動作検証はこれから…です。が、結構便利かもしれません。
○ IME_Switch_20060104.lzh (952 KB)
なお、今回は他アプリケーションに対してフックの作業をするのが面倒だったので、ImmSetOpenStatusなどは使っていません。単純に、キーイベントを投げているだけです。そのため、使い方によって「オン・オフの状態がひっくり返る」ことがあると思いますが、その際は気分転換に?オン・オフを手動で一回入れて引っ繰り返して下さいな。とりあえず、「こんなソフトあるといいな」と思うものを試しに作ってみた、というところです。
■日本語ユーザが抱えるハンデ 編
Tech総研ブログに「URL入力時にIMEを自動で切り替える」 IME Switch!を「日本語ユーザが抱えるハンデ 編」というサブタイトルで、多少書き直してみました。ほぼ同じ内容をなぜ?というのは、「ハンデ 編」というタイトルが答えてくれます。つまり、「ハンデ」にはプラスもあればマイナスもあるわけで、続きがある…ということですね。
日本語という非アルファベット言語を使う日本人にとって、こういった不便な状況が多々あります。…人を楽にするためのコンピュータが、なぜか人にストレスを与えることが多い今日この頃、こんな工夫はいかがでしょうか?