2001-05-05[n年前へ]
■できる、できない? パート2
「ぼくは、進歩しようとしない人を好きではない。自分の土俵の中だけでひたすら闘おうとする人を、評価しないのだ。」from いしかわじゅん 「漫画の時間」。
2003-05-05[n年前へ]
■はてなダイアリ・で・モザイク
ちょっとデザインを変えて、サムネイルだけにしてみた。文字を読むのなら通常のアンテナの方が1000倍良いわけで、貴重な空間に文字を入れておく意味が無さそうだったからだ。というわけで、名前もhatena Diary De Mosaicとでも変えようかな。
今のところ、登録ダイアリ数は500程で、0,3,6,9,12,15,18,21時に更新させている。今のネットワークの速度だと3時間毎の更新間隔で2,3000ページ位までしか登録できない…かな?。いや、そんなことはないか更新分しか読みに行っていないから…。
とにかく、hatena Diary De Mosaicのようにサムネイルで表示すると、色んなページが鮮やかに目に入ってくるに違いない。例えば、1日一枚づつ花の写真を飾っているページとか、1日一枚アイドルの写真を飾っているページとか、とにかくよりどりみどりのページが目に入ってくるはずだ。カラフルなサムネイル・アイコン達が作る「はてな」のモザイク画が目にはいるはずだ。色んなアイデアも浮かんでくるハズ。
2004-05-05[n年前へ]
■感傷的漫画について
感傷的漫画に挙げられているマンガの中で言うと、大島弓子や「南くんの恋人」が好きだというのであれば、「草迷宮・草空間」は良いかもしれません。萩尾望都・大島弓子(つるばらつるばら とか)が好きだというのであれば、「星の時計のLiddell」も気に入るのかもしれません。また、少し世界は違いますが「無能の人」も似たテイストのような気もします。 ちなみに、「鳥頭紀行」「できるかな」や「まあじゃんほうろうき」辺りだけを読んで西原理恵子を語っては、…イケマセンねぇ。
■「のび太君,百年の歴史を見るには百年かかるんだよ…」
「百年間の歴史を一遍に見たい」と言ったのび太に対しての言葉。"SOMETIMES I WONDER HOW YOU CAN STAND BEING JUST A DOG." "YOU PLAY WITH THE CARDS YOU'RE DEALT..WHATEVER THAT MEANS."という台詞も良いです。この台詞の原典を知りたいところ。
■日本語プログラミング言語「ひまわり」
単に日本語繋がりで、日本語プログラミング言語「ひまわり」をAmetMultiから使ってみるのも面白いかも。辞書を介すのだから、特に意味はないけれど。
■XML1.1を使ってアスキーアート
XMLのタグでアスキーアートができないか、ヒエログリフやテングワール(指輪物語のエルフ文字)で、というアイデア。
■ウナギの寝床トップページ
昨日資料を作ったときに、あぁなんてウナギの寝床なんだ、と今更ながらにビックリした。これがhirax.netのトップページを横向きにしてみたところです。本当にウナギの寝床式のインデックスページですねぇ。
■AmetMultiを使っている動画
AmetMultiを使っている作業中に撮った動画を貼り付けておきます。とりあえず、サイズが20MBとちょっと大きいですので、後でフォーマットは変えるかもしれません。
■着信履歴によるコミュニケーションの情報可視化
宿題のレポートという「着信履歴によるコミュニケーションの情報可視化」
■ノストラダムス世代
二十世紀と二十一世紀を大きく隔てる一つの文化が「ノストラダムスの大予言」だ。「1999年7の月」「恐怖の大王」「アンゴルモアの大王」こんなフレーズをタイムカプセルに入れて、二十二世紀のために保管しておきたいような気もしたり。
■「クラインの壷」なフラスコ
「クラインの壷」なフラスコのACME KLEIN BOTTLE. ばかでかいものも。Cliff Stollも何をしているかと思いきや、本当に面白い人だ。
2005-05-05[n年前へ]
■水戸黄門大学
水戸黄門大学. 地理学部・社会学部・音楽学部・理学部・美術学部・物理学部・史学部・文学部・家政学部・人間科学部・外国語学部・特別公開講座…と、充実しまくり。ちなみに、理学部では黄門さま御一行の移動続度の時速を算出していたりします。えっ?平均時速30km…だって!? えぇ、GPSで進路研究だってぇ…!?~
■「頭の中の妄想」と「証拠」
西村 肇氏の次の言葉を眺める。
本当の理科人間は理屈を言い争うディベートを好みません。どんな結論にも理屈はつけられるので、このようなコトバによる議論が、意味ある結論に導くとは思わないからです。理科人間の議論は一回で論戦を決着できる物証の提示…時折、頭の中の理屈は妄想に過ぎない、と思うことがある。頭の中の妄想に対して、その「正しさへの近さ・確からしさ」を決めるのは、人間(の頭)ではなくて、(自然科学で言うならば「自然」というような)物証なのだろうと思う。それが、(あえて理系・文系と二つに強引に分けるならば)「理科系」の素晴らしさ(同時につまらなさ)かもしれない、と思うことがある。
■「未来予想図の多数決」と「12人の怒れる男」
西村 肇氏の言葉は次のように続く。
独創的な仕事とは、みんなで相談して出来るものではなく、傑出した個人がみんなを引っ張って出来るものという点です「七割が賛成するプランは時すでに遅く、七割が反対するプランでやっと先手がとれる」という松下幸之助の言葉をひきつつ「周囲が - そんなのうまくいくわけない - と思っていることでもとにかくやってみて、他にないものを生み出していけたら…」と語る「反対の中からイノベーションは生まれる 」を読みつつ、確かに何か新しいことをするような場合には「(未来に)正しそうな考え」は必ず少数派になるものなのだろうなぁと想像する。多数決ではきっと未来予想図を描くことはできないだろう、と想像する(私には想像することしかできないけれど)。映画「12人の怒れる男」ではないが、多数の考えが「正しくなくて」の少数の考えが「正しい」ということは、決して稀ではないように見える。
もちろん、その未来予想図が「正しい」かどうかは、西村 肇氏の先の言葉「理科人間の議論は一回で論戦を決着できる物証の提示」で決められるべきものだと思う。つまり、人間の頭の中の想像・妄想ではなくて「描いた未来を物証で示す」べきものなのだろう、と思う。つまり、結局のところ「未来を予測する最良の方法は、未来を創りだすことだ(The best way to predict future is to invent it.)」というアラン・ケイ(Alan Kay)の言葉に尽きる、のだろう。「未来の想像・妄想図」を現実のものとして作り出してしまえば、それは想像や妄想の未来ではなく「現実」になるのだろう、と思う。現実に生み出された未来を見れば、そしてそれが実際素晴らしくて受け入れられていくものであれば、その未来予想図は「正しい」ということになるのだろう、と想像する。
■「何でもやればできる、という言葉」
ところで、 「未来予想図」は多数決で想像したり決めたりするものではなく、「未来は実際に作りだしてしまえば良いもの」ということを考えるとき、例えば「技術者と作業員」の
技術者とは、大勢の人たちが無理だと思っていたり、どれだけ試行錯誤してもうまくいかないような(例えばコンピュータに関連する)技術的な難題を、人並み外れた凄まじい問題解決能力で解決し、たちどころに目的を達成してしまう能力を持つ特殊な人たちのこと。多くの場合、置換不可能である。誰でも勉強すればなれる訳ではない。のような言葉を連想してしまう。「人並み外れた凄まじい問題解決能力でたちどころに目的を達成してしまう」ような人であれば、「未来を実際に作りだしてしまう」こともすぐにできそうだ。しかし、そんなことはなかなかできることでもなさそうだけれど…とも思ったりする。
以前、ペトロ三木が「ジェネジャン!」の何かの回で、他のタレント出演者たちに向かって
(芸能界で成功するのは才能のある一部の人間だけだろ)(才能あるヤツが)「何でもやればできる」みたいな発言をするから、ありもしない才能を信じる奴らが増えるんだよ。おまえらは社会に対して無責任なんだよ。というようなことを言っていたが、その言葉が頭の中にプカプカ浮かんでくる。「ぼくは別に何かの才能があるわけじゃない。誰でもみんなやろうと思えばできると思う」と語る堂本光一に、ペトロ三木が「アンタのルックスは(みんながみんな持っているもののはない)立派な才能だろ」とツッコんでいたのを思い出す。(社会に対して無責任とは思わないが)誰でも「何でもやればできる」わけではないよなぁ、と思ったりもする。そしてまた、「(何かを) - やろう - と努力をちゃんとできること」も「才能の一つ」なのかも、と思ったりもする。あついは、「誰でもみんなやろうと思えばできる」と信じる力こそが、欠かせない才能の一つなのかもしれない、とも思う。もしかしたら、それは「夢」を見たり、「夢」を見させたりする能力なのかもしれない。
登 大遊氏は尋常でない才能の持ち主だし、伊藤直也氏だってそれは同じだ。彼らの言葉を「なるほど」と熟読しながら、ふと我に返ると「12人の怒れる男」の正義を追求するヘンリー・フォンダではなく、人の意見に激しく左右されてしまう「12人の優しい日本人」になる自分がいる。彼らの言葉を眺めていると「…_|‾|○」という気持ちにもなったりするけれど、そんなorzな気分は「アラン・ケイの直筆サイン(The best way to predict the future is to invent it !)入り高座扇」ででも吹き飛ばすことにしてみようか。
■コマンドラインActionScript 2.0コンパイラ
コマンドラインActionScript 2.0コンパイラの解説「Motion-Twin ActionScript 2 Compiler」
■Quartz Composer
Mac OS X Tigerの「フローチャートのようにノードをつなぐだけで、モーショングラフィックスを作れる。プログラムを書かずに、インターネットからRSSをダウンロードして表示したり、画像をスライドショーさせたりすることができる」というQuartz Composer.
■Thinkpadモーションコントロール動画
Thinkpad加速度(傾斜)センサ読み取りアプリケーション、Thinkpadを傾けてWindowを動かそう、Thinkpadで「地球転がしアプリ」と遊んでみましたが、その内容をひとまず動画にしておきます。まずは、Thinkpadを傾けてWindowを動かすアプリ(Tilt_It.mov 5.3MB)とThinkpadで「地球転がしアプリ」(ThinkMarble.mov 8.5MB)です。
2006-05-05[n年前へ]
■オリエンタルラジオ「武勇伝」と「北斎 浮世絵」構図の相似
オリエンタルラジオの「武勇伝」を観ていると、二人が形作る構図が北斎の浮世絵に見えてくる。構図の中にさまざまな「補助線」を引きたくなるような、独特奇妙な遠近感を感じるのは、二人の意図かそれとも熱のせいの妄想か…。
それにしても、真ん中の「一枚目の瞬間」から一番右の「次の瞬間」の立ち位置・構図変化で、左の人物(中田敦彦)が「飛び出して大きく見させる」効果は実に素晴らしい。
■「歴史」や「進歩」や「才能」
今日の「n年前へ」は「何でもやればできる、という言葉」「Thinkpadモーションコントロール動画」「未来予想図の多数決」「頭の中の妄想」と「証拠」「のび太君,百年の歴史を見るには百年かかるんだよ…」などです。「AmetMultiを使ってるところを映した動画」も懐かしく面白いですね。
「(何かを) - やろう - と努力をちゃんとできること」も「才能の一つ」なのかも、と思ったりもする。あるいは、「誰でもみんなやろうと思えばできる」と信じる力こそが、欠かせない才能の一つなのかもしれない、とも思う。
「のび太君、百年の歴史を見るには百年かかるんだよ…」
"Sometimes I wonder how you can stand being just a dog." (人間じゃなくて)犬でいるのって大変じゃない?"You play with the cards you're dealt, whatever that means." 君だって自分に配られたカードで勝負するしかないんだろ?
本当の理科人間は理屈を言い争うディベートを好みません。どんな結論にも理屈はつけられるので、このようなコトバによる議論が、意味ある結論に導くとは思わないからです。
ぼくは、進歩しようとしない人を好きではない。
■Thinkpad加速度センサ取得用C++クラス
(新しいThinkpadにも対応したバージョンが「Thinkpad加速度センサ取得用C++クラスの手直しをしました」にあります)
Thinkpad加速度センサの値をC++でどのように取得するかのサンプル・クラス(および、その使用例)をここに置いておきます。使い方は、Accelerometer クラスを宣言してやって、GetAccelerometerData() を呼べば、あとはX,Y方向加速度(傾斜)が取得できます。使用サンプルは、例えばこんな感じです。Thinkpadユーザなら(ユーザでなくとも)、加速度(傾斜)センサを使った色んな楽しいアプリケーションを作ってみませんか?
Accelerometer Accelerometer; Accelerometer.GetAccelerometerData(); cout << Accelerometer.X << ", "; cout << Accelerometer.Y << "\n";
2008-05-05[n年前へ]
■「サービス整理」と「目標」と「結果」と「理由」
『(ヘア)スタイルに関する「知りたい・気になるキーワード」で検索をかけると、たくさんスタイルを見つけることができて、気に入ったスタイルがあれば、そのスタイルを自分の顔で確かめることができる!その流行度合いもわかる!』ということを目標に作ったWEBアプリケーションが、”Make up Award!”でした。「目標」と「結果」はほとんどの場合違うものですが、そんなことが「目標」でした。
ところで、「目標」と「結果」が違うように、作る「目標」と作る「理由」もまた違います。このWEBアプリ Make up Award! を作ったのは、「Mash up Award 3rd」に参加するためでした。なぜかというと、Mash up Award 3rdに参加すれば、富士ゼロックス株式会社のネットプリント・サービス連携インターフェイスを使うことができると知ったからです。
コンビニエンスストアに設置してあるコピー・プリンタ複合機とケータイとGoogleMapを連携させよう、という「WEB 2.0時代のコンビニ・プリント活用法」を書いた時に、「もっとコンビニ・プリントをもっと上手く活用してみたい」とつくづく思いました。そう思いながらも、やれたことはネットプリント・サーバをMechanizeでHackするということくらいだったのです。
そんなフラストレーションがあったせいか、ネットプリント・サービスの連携インターフェイスを使うことができるというだけの理由でMash up Award 3rdに参加しました。もちろん参加したからには、アプリケーションを作らなければならない…というわけで、Make up award!を作りました。Mash up Awardに参加するためのアプリだから、名前は"Make up award!"という単純ストレートなネーミングにしました。ネットプリント・サービスの連携インターフェイスは、転送ファイルサイズなどの制限もあって、サービスに付けるとこまでは行きませんでした。
ビギナーズラックで"Make up award!"は受賞式に出ることができたのですけれど、今ではその作りは眺めるのもイヤで、自分用のフレームワーク上で画像処理系のWEBアプリをすべて作り直したくなってきました(よくあることだと思いますが)。そこで、"Make up award!"などの整理をし始めました。
そういうわけで、いつまで現状の"Make up award!"を動かすかどうかわかりませんが、とりあえず、「浴衣」や「卒業式」といったキーワードで、スタイル検索をしてみると、結構面白いく楽しめるかもしれません。その流行度合いをグラフで眺めてみたりすると、あぁこういったものは「季節もの」なんだなぁ、ということを納得させられます。「浴衣」や「卒業式」の言及グラフを少し離れて眺めてみると、季節の移り変わりを実感することができるかもしれません。
2009-05-05[n年前へ]
■100円ショップで揃える格安「自転車用の充電式ライト」
毎日自転車に乗るようになると、「自転車用のライト」が欲しくなる。とはいえ、何より「性能」を「値段」で割った数値、いいかえればコストパフォーマンス、さらに端的に言えば、「性能」が高く、「値段」が安い自転車用ライトが欲しくなる。すると、抜群に性能が良いものは、ダントツに値段が高かったりするので、結局のところ「性能はそこそこで値段が安いもの」を探すことが多くなる。そういうものが、結局のところ、現実のバランスの最適解だったりすることは多い。
まずは、ランニングコストを考えると、「充電池」「充電器」「電池式の自転車用のライト」の組み合わせが一番良さそうに思える。そして、イニシャルコスト(初期コスト)は、100円ショップに行って100円で買うのが(とりあえずは)一番安そうである。…そこで、100円ショップに行って「100円ショップで揃える格安自転車用の充電式ライト」を手に入れてみることにした。
そこで、いちばん最初に行った100円ショップは"レモン"である。ここで、「電池(単三電池×4本)式の自転車用のライト」を買った。この段階、ライト本体にまずは100円玉を1枚払った。ライトの本体は大きいし防水性もないが、100円玉1枚で買うことができるというのは大きい。
そして、次に行った100円ショップが"Seria"である。ここで「1本100円の充電池」を4本買い、「(1個100円の)充電池2本を一度に充電できる充電器」を2つ買った。というわけで、"Seria"では充電池セット代として100円玉を6枚使った。
結局、100円ショップで、格安トータル700円で「充電池式の自転車用のライト」を手に入れたわけである。この格安「充電式自転車ライト」の性能を調べた結果は、…明日書いてみようと思う。
2010-05-05[n年前へ]
■続 IronRubyと JavaScriptでMathematicaフロントエンドを書いてみる(修正してみる)
IronRubyと JavaScriptでMathematicaフロントエンドを書いてみる(修正してみる)で書いたコードをさらに使いやすくしてみることにします。といっても、私が書いたコードの「使いにくい」部分を、もう少しまともに「使いやすくする」というわけです。
自分で使ってみて、一番最初に「使いにくい」と感じた部分は、ボタンを押さない処理が行われない、というところです。そこで、昨日のコードに付属する"index.html"中の<input type="text">の部分を、
<input type="text" name="q" id='q' size=100 onChange="calc()">というようにしてみます。こうすると、テキスト入力部でEnterキーを押したときにも演算処理がされることになります。つまり、普通にMathematicaのフロントエンドを使うような感覚で数式処理をすることができるようになるわけです。
プリポストプログラムを作るのは、自分の書いたコードが「見た目」や「動き」に直接反映されるので、わかりやすく楽しいものです。…というわけで、(私と違い)JavaScriptを使い慣れている人、あるいは、(私と同じく)JavaScriptを使い慣れていない人でも、こんな具合で、色々いじってみると楽しいかもしれません。そして、斬新なフロントエンド環境を作ったりしたならば、その楽しさをおすそ分けして頂ければ幸いです。
2011-05-05[n年前へ]
■「30秒間で眺める東京・京都間の車窓」と「放射線量グラフ」
東京と京都間を新幹線で移動する際の「放射線量」を、二松学舎大学附属高等学校 理数科研究部が簡易型放射線計測器「はかるくん」を使って計測した結果を鉄分100%「鉄っちゃん」のための「放射線講座」で紹介しました。
京都周辺の放射線量は東京周辺の2倍であった。…一般に花崗岩中のカリウム40・ウラン238・トリウム232の含有量は、他の岩石に比べてかなり多いことが知られている。関西地方では関東地方にくらべて花崗岩質が多いため、その土壌や岩石からの放射線が強いものと考えられる。また、トンネル内では岩石で囲まれた状態であるため、岩石中の放射性物質からの放射線の影響を強く受けるものと考えられる。
血液中に鉄分溢れる…つまりは鉄道大好きな「鉄っちゃん」ならば、「新幹線電車内での放射線量の変化(東京-京都)」というグラフを一目眺めれば、グラフの各箇所がどの辺りであるかがわかるだろうと思います。たとえば、東京駅側(グラフの左側)から行くと、最初の放射線量の多い辺りが小田原から三島までの長いトンネルが続く辺りだとか、その次の放射線量ピークが蒲原から由比…とトンネルが続く辺りだろう…とか、そして京都駅前の最後の放射線量ピークは、琵琶湖横からトンネルに入り山科から東山に抜ける最後のトンネル辺りだろう…と車窓を思い出しつつ考えるのではないでしょうか。
しかし、奇妙なことに、血液中の鉄分が足りない人も世の中にはいます。フェライトが足りず、東海道新幹線の車窓を思い浮かべたりはしない、という人も不思議なことにいるのです。
そこで、下に東海道新幹線の車窓を微速度撮影した動画を貼り付けてみました。これは東海道新幹線の「上り」の車窓を撮影したものです。14秒辺りが京都駅になります。それから東京駅までの車窓を「30秒ほど」で眺めることができます。この東海道新幹線からの車窓を眺めれば、高校生たちが計測した「新幹線電車内での放射線量の変化(東京-京都)」をより実感できるのではないか、と思います(たとえば、動画で37秒あたりが小田原と三島の間のトンネル群ですね)。
ところで、彼らの論文は第一回神奈川大学 全国高校生理科・科学論文大賞で 努力賞をとった論文群の一部です。校舎内や通学路で放射線量を計ったり、「甲子園までの道」や「ありとあらゆる旅先」で計測をし続けたり、あるいはJCO周辺で計ったり…ということをずっとし続けていたようです。
1999年9月30日、東海村で臨界事故が起こり、地域への放射能汚染の映像が生々しく報道された。そのとき私は中学3年生で… 在学しての3年間、修学旅行の新幹線内を含め至るところで放射線測定をした。…
石原利臣さんの「受賞のコメント」から。
「はかるくん」を手にする高校生たちは、きっと今でも色々なものを計っているのだろう、と思います。新緑を目にするこの季節、高校生たちは、どんな場所でどんなものに「はかるくん」を向けているのだろう?と考えます。
*今回の話は「「加速度センサ」で「人に迷惑な電車男」::(2005.07.19)」と一緒に眺めるのが、鉄っちゃん的に良いかと思います。
2013-05-05[n年前へ]
■「ブラジャーに関するフックの法則」〜1番刺激的なサイズはEカップ!?
ブラジャーのカップサイズはアンダーバストとトップバストの差で決まります。以前書いたように(おっぱい解析向けライブラリを書いてみる!? 第2回)カップサイズが変化しても、実はブラジャーのカップ径(つまりおっぱいの径)はさほど変わりません。たとえば、AカップとGカップのおっぱいは長さで1.5倍、体積で(1.5の3乗で)3倍の違いです。AカップからIカップまでの体積を実際に計算してみると、次のような具合です。
ブラジャーを支えている「力」、つまりおっぱいが動かないように抑えている力の大きさを大雑把に見積もると、ブラジャーの張力×ブラジャーのバンド幅となります。さらに、バンド幅はおおよそホックの数で近似できますが、ホック数は(多くの場合)Dカップ以下で2個、Eカップ以上では3個です。つまり、おっぱいの揺れ・動きを抑えようとする拘束力は、(同じような着け心地にしようとすると)、ホックの数に比例してDカップとEカップの間で大きく(150%も)変化するというわけです。
そこで、ブラのカップ体積(≒おっぱいの重さ)をブラの拘束力(∝ホック数)で割った値、つまりおっぱいの揺れにくさを計算してみると、それは下のグラフのようになります。Dカップまでは拘束力に対しておっぱいの重さが段々増し、Eカップで(Cカップと同じ程度)おっぱい拘束力まで強くなり、Fカップ以降は拘束力に対しておっぱいの重さが増していきます(おっぱいに対する拘束力が弱くなります)。
おっぱいの重さに対してブラジャーの拘束力が強いと、おっぱいの振動は早くなる傾向があります。もちろん、おっぱいの振動数特性に対しては、年齢(いわゆるおっぱいのヤング率)も影響を与えますが、ブラジャーの拘束力に対すると影響は小さいようです。…つまり、Eカップは「大きいけれど早く小刻みに揺れる」という「目立つ・アピールする」という点において見事なまでに最適解となるカップサイズだというわけです。
…というわけで、1番刺激的なサイズはEカップ!?だといったことを計算することができる「ブラジャーに関するホックの法則」を、今日は復習してみました。
2014-05-05[n年前へ]
■[今日見た景色] オート3輪が排気ガスをまき散らす街で
朝、5時半に起きると、街に漂う霞みが朝焼けの赤色におぼろげに美しく染まっています。昼間にバンコクの街で自転車を漕いでると排気ガスがとても煙いけれど、朝はそれでも心地良い感じです。…というわけで、『オート3輪が排気ガスをまき散らしてた「あの時代」の夕焼けを眺めてみよう』を書いてみました。
早朝、自転車を漕ぎながら考えました。最近、バンコクに来る時は、いつも同じアパートメントホテルに泊まり、輪行してきた自転車に乗る早朝サイクリングから始まる(いつも同じような)24時間を過ごしています。…そのマンネリがなぜ生じているのかと考えてみると、心地良い”ある程度の最適解”に辿り着いてしまったからかもしれない…などと考えます。
そして、ペダルを足で回しつつ考えます。「これはマズイかも、それってよくある局所最適解に陥った、鍋の中で茹でられているカエル君だよね」「もっと、色んなことにトライして苦労しないとマズイよね」
あれ?そもそも「自分がしていたいことや目的」って一体何だったのだろう?と考えます。自分の気持ちを探ってみると、「局所最適解」に辿り着きたいわけではないような気もするし、「最適解」に辿り着くための「手段」がいつの間にか目的に成り代わってしまったかのごとく「色んなことをしてみたい」気持ちが強いような気もします。…けれど、一体それは何故なのだろう?と考えます。
バンコクの街を朝6時に自転車のペダルを漕ぎながら、「もしかしたら…」と考えます。いつまでも続く「最適解」なんて存在しえないとか・保証できないとか、そんなことを思っていて、そんな時にも「可能性」を最大限に高めたいと思っていて、だから「色んなことをしてみたい」「色んなことができるようにしておきたい」と感じているのかも、最悪時の可能性をMaxにしたくて、「色んなことをしてみたい」気持ちが強い」のかもしれない…と思います。